Web研修とは?メリット・デメリットやツールの選び方を徹底解説!
- 3月24日
- 読了時間: 12分

近年、多くの企業で導入が進むWeb研修(オンライン研修)。
「場所を選ばずに実施できる」「コストを削減できる」といったメリットがある一方で、「受講者が集中できない」「実技が難しい」といった課題に直面する企業も少なくありません。
本記事では、Web研修のデメリットを確実に解消する方法と、自社におすすめのサービスを見極めるための注意点を詳しく解説します。
実際に企業がどのようにWeb研修を実施しているのかは、「事例紹介(明治安田生命保険相互会社、株式会社コロワイド、株式会社ゆうちょ銀行他)」で詳しくご紹介しています。
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サービスの詳細や機能については、公式ページをご覧ください。
目次
Web研修(オンライン研修)とは?対面研修との違い
Web研修とは、インターネットを利用してPCやスマートフォンなどのデバイスから受講する研修形態のことです。
従来の対面研修は「特定の会場に集まる」必要があるのに対し、Web研修は「どこからでも参加できる」のが最大の違いです。
移動時間や交通費、会場費などのコストを大幅に削減できるため、効率的な人材育成を可能にします。
一方で、対面のような「リアルな緊張感」や「非言語情報の共有」が難しいため、設計には工夫が求められます。
Web研修(オンライン研修)の2つの主要形式
Web研修は、実施形態によって大きく2つの種類に分けられます。
目的や対象者に合わせて使い分けるのがおすすめです。
リアルタイムで質疑応答できる「ライブ配信型」
ライブ配信型は、Web会議システムなどを利用してリアルタイムで講義を配信する形式です。
受講者の反応を見ながら進行を調整したり、グループワークを取り入れたりすることも可能です。
特徴 | 講師と受講者の双方向コミュニケーションが可能。 対面研修に近い臨場感や一体感を得やすい。 |
適した研修 | ディスカッション、グループワークが必要な研修など。 |
いつでも好きな場所で学べる「オンデマンド配信型(eラーニング)」
録画・オンデマンド配信型(eラーニング)は、事前に収録された研修動画をサーバー上に保管し、受講者が好きなタイミングで視聴する形式です。
スマートフォンやタブレットに対応したアプリを提供しているサービスも多く、通勤時間などの隙間時間を活用した学習も可能です。
特徴 | 時間や場所に縛られず、個人のペースで学習可能。 繰り返し学習ができるため、知識が定着しやすい。 |
適した研修 | 知識のインプット、専門スキル向上、資格取得のための勉強、情報セキュリティ教育など。 |
企業がWeb研修(オンライン研修)を導入する際に得られる4つのメリット
企業がWeb研修を導入することには、コスト削減や業務効率化に直結する多くのメリットが存在します。
全国どこからでも参加可能で移動コストを削減できる
Web研修のメリットは、インターネット環境さえあれば全国どこからでも参加できる点です。
本社での対面研修とは異なり、地方の支社や在宅勤務の従業員も同じ研修を同時に受講できます。
これにより、受講者や講師が移動するための交通費や宿泊費が不要になり、コストを大幅に削減することが可能です。
移動に伴う時間的な負担も無くなるため、従業員は通常業務への影響を最小限に抑えられます。
研修会場の費用や準備の手間が不要になる
対面研修では必要だった研修会場のレンタル費用や設営コストが、Web研修では一切かかりません。
大規模な研修になるほど会場費は高額になるため、この費用を削減できる効果は大きいです。
また、会場の予約や設営、受付スタッフの配置、研修資料の大量印刷と配布といった準備の手間も省けます。
これにより、研修担当者は企画や内容の充実に、より多くの時間を割くことが可能になります。
繰り返し学習できる
オンデマンド配信型のWeb研修は、自分のペースで何度でも見返せるのが利点です。
また、ライブ配信型の研修であっても、録画データを共有すれば、当日参加できなかった従業員へのフォローや復習が可能になります。
一度では理解しきれなかった部分や重要なポイントを重点的に確認することで、学習内容の定着度が高まります。
事前に配布した資料と映像をあわせて確認すれば、より深い理解につながるでしょう。
受講履歴の管理がデータで簡単に行える
LMS(学習管理システム)を活用したWeb研修では、受講者一人ひとりの学習履歴や進捗状況、テストの成績などを自動でデータ化し、一元管理できます。
クラウドベースのシステムを利用すれば、管理者は場所を選ばずに状況の確認が可能です。
手作業での出欠確認やアンケート集計といった煩雑な作業が不要になり、研修運営の効率が大幅に向上します。
蓄積されたデータは、今後の研修計画の改善にも活用できます。
知っておくべきWeb研修の3つのデメリット
Web研修には多くのメリットがある一方、導入前に把握しておくべきデメリットも存在します。
受講者の集中力やモチベーション維持が難しい
Web研修は自宅などリラックスできる環境で受講することが多く、周囲に他の受講者がいないため、緊張感が薄れ集中力が途切れやすい傾向があります。
一方的な講義が続くと、受講者は受け身になりがちで学習意欲の維持が困難です。
これを防ぐためには、チャット機能を活用した質問の受付や、クイズ・アンケートの実施、洗練されたスライドデザインなど、受講者を飽きさせない工夫が求められます。
実技を伴う研修の実施には向いていない
機器の操作方法や接客応対、ロールプレイングといった、身体を動かす実技を伴う研修はWeb研修での実施が困難です。
画面越しでは細かい動作の指導や確認が難しく、対面のような臨場感や実践的なスキルの習得は期待できません。
実技を伴う研修の場合は、知識をWebで学び、実践は対面で行う「ハイブリッド形式」やAI相手にアウトプット演習を行う「AIロープレの活用」などが必要になるでしょう。
インターネット環境によって受講品質が左右される
Web研修の品質は、主催者側と受講者側双方のインターネット環境に大きく依存します。
受講者側のネット回線が不安定な場合、映像や音声が途切れてしまい、研修内容に集中できません。
企業側は安定した配信が可能なネットワーク環境を確保するとともに、受講者へも事前に推奨環境を周知する必要があります。
オンライン研修の注意点
オンライン研修を効果的に実施するためには、対面研修とは異なるいくつかの注意点を理解しておく必要があります。
IT環境への依存やコミュニケーションの取り方の違いなど、オンライン特有の課題を事前に把握して対策を講じることで、トラブルを防ぎ、研修の質を高めることができます。
ここでは、研修を運営する上で特に注意すべき点について解説します。
研修資料を事前に共有する
研修で使用する資料は、事前にデータで作成し、受講者に共有しておくことが重要です。
資料を前もって配布しておくことで、受講者は内容に目を通し、予習した上で研修に臨めます。
これにより、当日は資料の説明に時間を割くのではなく、質疑応答やディスカッションといった双方向のコミュニケーションに多くの時間を充てることが可能になります。
結果として、受講者の理解度向上と満足度の向上につながります。
人事部や社内でテストしてみる
特に初めてオンライン研修を実施する場合や、新しいツールを導入する際には、本番前に関係者でのテスト配信を必ず行いましょう。
人事部内や協力的な部署の社員に参加してもらい、受講者側と同じ環境での接続テストを実施します。
音声や映像の品質、資料の共有方法、ツールの操作性などを入念にチェックし、問題点を洗い出します。
この事前テストが、当日の進行をスムーズにし、予期せぬトラブルを防ぐための鍵となります。
Web研修の質を高める「おすすめツール」3選
ツール選定の際は、Web研修の目的に合わせて、最適なサービスを組み合わせることが成功の近道です。
目的を明確にしたうえで、最適なものを選定しましょう。
LMS(学習管理システム):教育の根幹を支えるプラットフォーム
Web研修を単なる「動画の流し見」で終わらせず、確実な成果に繋げるために最も重要なツールがLMS(学習管理システム)です。
主な機能として、受講履歴の管理やテスト・アンケートの実施、教材配布などが挙げられます。
「誰がどこまで理解したか」をリアルタイムで可視化できるため、研修後のフォローアップや教育のPDCAサイクルを回しやすくなるのが大きなメリットです。
■多機能LMS「SmartSkill Campus」で自ら学びたくなる環境を実現
多機能型LMS「SmartSkill Campus」は、社員が自ら学びたくなる環境づくりを支援します。
eラーニングや動画学習、クイズ、集合研修など多彩な学習コンテンツを一元管理し、個々の学習進捗や履歴を可視化。
受講者に応じたコンテンツのパーソナライズ配信や、自分が学ぶべき講座がすぐにわかるUIにより、学習効果を最大化します。
スマートフォン対応により、通勤時間やスキマ時間でも学習可能です。
多機能型LMS「SmartSkill Campus」を活用し、Web研修を実施している事例を公開しています。
詳しくは「事例紹介(明治安田生命保険相互会社、株式会社コロワイド、株式会社ゆうちょ銀行他)」をご覧ください。
Web会議ツール:双方向のコミュニケーション
ライブ配信型研修において欠かせないのが、ZoomやMicrosoft Teams、Google MeetといったWeb会議ツールです。
これらのツールを導入する最大のメリットは、対面さながらの双方向コミュニケーションが可能になる点にあります。
特に「ブレイクアウトルーム(少人数グループ分け)」機能を活用すれば、オンライン上でも活発なディスカッションやワークショップが実施でき、受講者のアウトプットを促進します。
こうした高度な学習体験を、運用の負担なく実現できるのがWeb会議システムと連携したLMS(学習管理システム)です。
URLの自動発行や出席状況のリアルタイム同期が可能になるため、管理側の工数を最小限に抑えつつ、質の高いオンライン研修をスムーズに提供できます。
教材作成ツール:ナレッジを資産に変えるスピード実装
教材作成ツールとは、専門知識がなくてもオンライン学習用の動画やスライド、テストを短期間で内製できるツールです。
これまでは自社独自のノウハウがあっても、教材化に時間やコストがかかり、作成者によってクオリティに差が出る「属人化」が課題でした。
教材作成ツールを導入することで、既存のPDFやパワーポイントを即座にリッチな学習コンテンツへ転用できます。
業務マニュアルの動画化も容易になり、「現場の生きた知恵」を瞬時に組織全体へ共有できるようになります。
教材作成機能が搭載されたLMS(学習管理システム)を活用すれば、制作から配信、進捗管理までを一気通貫で行えるため、運用工数を大幅に削減することが可能です。
「SmartSkill Campus」を活用し、教育のデジタル化と効率化を両立された「田中貴金属工業株式会社様」の導入事例をぜひご参照ください。
自社に最適なWeb研修サービスを選ぶための3つのステップ
数多く存在するWeb研修サービスの中から、自社のニーズに合ったものを選ぶためには、以下のステップで選定することが効果的です。
STEP1:研修の目的(スキルアップ・階層別研修など)を明確にする
最初に、「誰に」「何を」学んでもらうための研修なのか、その目的を具体化します。
例えば、営業担当者向けの商談スキルアップ、Web広告の運用担当者の育成、新任管理職向けのマネジメント研修、全社員対象のコンプライアンス研修など、対象者とゴールによって最適なプログラムは異なります。
目的が明確であれば、必要な機能やコンテンツを備えたサービスを効率的に絞り込むことが可能です。
STEP2:提供形態(公開講座・eラーニングなど)から選ぶ
研修の目的に合わせて、最適な提供形態を選びます。
多様な企業の参加者と交流できる「公開講座」、自社の課題に合わせてカスタマイズできる「一社研修(講師派遣型)」、個人のペースで学習できる「eラーニング」など、形態は様々です。
各サービス会社のホームページや比較サイトでそれぞれの特徴を確認し、受講者の人数や業務スケジュール、求める学習効果に合った形態を検討しましょう。
STEP3:料金プランとサポート体制を比較検討する
提供形態の候補が絞れたら、複数のサービスの料金プランとサポート体制を比較します。
料金体系は、月額固定制、利用者数に応じたID課金制、コンテンツ買い切り型など多岐にわたります。
初期費用やオプション料金の有無も必ず確認しましょう。
また、導入時の設定支援や操作に関する問い合わせ対応など、トラブル発生時に迅速なサポートを受けられるかも重要な判断基準です。
まとめ
Web研修は、場所や時間の制約なく教育機会を提供できる有効な手段であり、コスト削減や運営効率化といったメリットがあります。
一方で、受講者のモチベーション維持や通信環境の整備、実技研修への不向きさといった課題も存在します。
Web研修の導入を成功させるには、これらの特性を理解した上で、研修の目的を明確にし、その目的に合致した配信形式やサービスを選択することが不可欠です。
本記事で紹介したポイントを参考に、効果的なWeb研修の実施を進めてみてはいかがでしょうか。
Q&A:Web研修(オンライン研修)に関するよくある質問
ここでは、Web研修の導入を検討する際に、企業の担当者から多く寄せられる質問について回答します。
Q. 対面研修とWeb研修はどのように使い分けるべきですか?
知識や情報のインプットが中心の場合はWeb研修、実践的なスキル習得やチームビルディングが目的の場合は対面研修が適しています。
Web研修は効率的な知識習得に優れ、対面研修は実技など体感的な学びに効果を発揮するため、研修の目的に応じて使い分けることが重要です。
Q. Web研修でグループワークを実施することはできますか?
はい、可能です。
多くのWeb会議システムに搭載されている「ブレイクアウトルーム機能」を利用すれば、参加者を少人数のグループに分けてディスカッションや共同作業を行えます。
この機能を活用することで、オンライン上でも対面に近い形式でのグループワークが実現できます。
Q. 受講者の理解度や効果測定を行う方法は?
LMS(学習管理システム)を活用し、テストやアンケートに課題提出を組み合わせる運用手法が効果的です。
テストで知識の定着度を数値化し、アンケートで受講者の気づきを可視化。さらに、レポートでアウトプットを促すことで、受講者一人ひとりの理解度を多角的に把握することが可能です。
また、AIフィードバック機能が搭載したLMS(学習管理システム)を活用すれば、担当者の方に負担を増やすことなく、効果的に学習効果を測定できます。



