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Case Study - Oita Bank Ltd.

株式会社ニコン

  • 職場におけるコミュニケーションの質の向上

​課題

660名様

ご利用人数

精密機器

業種

​企業名

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Functions that are being used

株式会社ニコン

Case Study - Oita Bank Ltd.

感情コントロールを起点にコミュニケーションの質を高め、健康経営の推進を加速。


1917年の創業以来、光学技術の先駆者として世界をリードしてきた株式会社ニコン。

変化の激しい時代においても「信頼と創造」の企業理念のもと、培ってきた光利用技術と精密技術をベースに、多角的な事業を展開し続けています。

同社は「健康安全宣言」のもと、持続的な事業成長と生産性向上の基盤として健康経営を経営戦略の一環に据え、社員一人ひとりが自らの健康を主体的に考え行動できる組織を目指しています。


今回は、株式会社ニコン様の健康経営を支えるコミュニケーション活性化の取り組みについて、経営管理本部 副本部長 兼 人事部長の田島様、経営管理本部 健康安全課長の清水様にお話を伺いました。


※部署名や役職は2026年4月取材当時のものです。



「健康安全宣言」のもと、持続的な事業成長の基盤を築く


  • 「健康経営優良法人2026」の認定も取得されている中で、現在推進されている健康経営が掲げる「目指すべき理想の姿」と、その実現のために特に注力されている具体的な施策についてお聞かせください。



ニコングループは、2023年3月に「ニコングループ健康安全方針」を制定し、派遣会社・請負会社の社員を含む、グループで働くすべての人を対象として、健康と安全、そして心の豊かさを大切にする職場環境づくりを推進しています。この考え方を「健康安全宣言」として表明しています。


製造業を営む私たちにとって「安全」は事業活動の根幹です。この土台の上に、働くすべての人の心身の健康を確保することで、快適な職場が形成され、ひいては持続的な事業成長と生産性向上をもたらすと考えています。


そのため、誰もが健康と安全を実感できる環境づくりを最重要課題の一つに掲げています。


近年は、仕事にとどまらず、日々の生活に密着したテーマの教育にも注力しています。ダイバーシティの観点から、多様な健康ニーズと相互理解に関するセミナーを開催しているほか、今後は睡眠の質の向上や受動喫煙の防止と禁煙支援など多角的なヘルスケア・テーマの導入も検討しています。


当社においては、「健康安全宣言」のもと、社員一人ひとりが自らの健康を主体的に考え、行動できる状態を「目指すべき理想の姿」と定めています。

単なる疾病予防にとどまらず、心身のコンディションを整え、安心して働き続けることができる職場づくりを重視しています。

その実現に向けて、ヘルスリテラシーの向上を一つの柱として、管理職および一般社員を対象とした教育・研修の実施、健康に関する情報発信、そして職場単位での対話促進など、組織的かつ継続的な取り組みを進めてきました。



健康経営の観点から見た「コミュニケーションの質」に対する課題


  • 理想の健康経営を目指す過程で、職場のコミュニケーションにおいて抱えていた課題について教えてください。

健康経営を推進する中で、当社では以前より、職場におけるコミュニケーションには改善の余地があると認識してきました。


このような状況は、個人のパフォーマンス発揮のみならず、職場全体の活力や安心して働ける環境づくりにも影響を及ぼしかねないものと捉え、健康経営の観点からも、コミュニケーションの質の向上が重要なテーマであると認識しています。


特に、エンジニアが7割を占める当社の環境下では、専門性の高さゆえに「正確かつ論理的に伝えること」が優先され、相手の意図を踏まえた双方向のコミュニケーションに課題を感じていました。

しかし、コミュニケーションの本質においては、情報の「正確な伝達」が必ずしも「相互理解」に直結するわけではありません。


言葉の受け止め方の違いや、相手の背景にある想いへの共感といった点を踏まえ、コミュニケーションにおける認識のずれを解消して対話の質を高めることが、持続的な生産性向上に向けた重要な課題であると考えていました。



決め手は、感情を「適切に扱う」考え方と柔軟なカスタマイズ提案


  • 数ある選択肢の中から、「日本アンガーマネジメント協会」のアンガーマネジメント研修を選定いただいた決め手を教えてください。



アンガーマネジメント研修を選定した理由は、感情を抑え込むのではなく、怒りの感情を『理解し、適切に扱う』という考え方が、当社の目指す健康経営と親和性が高いと感じたためです。

アンガーマネジメントに加えてアサーティブ・コミュニケーションを組み合わせた意図は、単に「感情を理解・コントロールする」ことにとどまらず、「相手にどのように伝えるか」まで含めて、実践的なコミュニケーションスキルとして身につけてほしいと考えカスタマイズに至りました。


また、日本アンガーマネジメント協会様の体系立てられた理論と、企業向け研修としての実績に加え、当社の課題に沿った柔軟なカスタマイズ提案をいただいた点も決め手となりました。



アサーティブな対話で職場全体の活力を高める

  • アンガーマネジメントに加え、「アサーティブ・コミュニケーション」を組み合わせたプログラムを導入された背景や狙いについてお聞かせください。


今回、アンガーマネジメントに加えてアサーティブ・コミュニケーションを組み合わせたのは、単に「感情を理解・コントロールする」ことにとどまらず、「相手にどのように伝えるか」まで含めて、実践的なコミュニケーションスキルとして身につけてほしいと考えたためです。


怒りや不満といった感情を適切にコントロールできたとしても、表現方法を誤れば、建設的な対話にはつながらず、かえって相互理解を損なう可能性があります。

そこで当社では、自身の感情を認識したうえで、相手を尊重しながら率直に伝えるアサーティブ・コミュニケーションを併せて学ぶことで、職場における対話の質を高めることを目指しました。


特定の階層や職種に限定せず、全社員を対象とすることで、共通理解を社内に浸透させ、管理職と一般社員、技術職と間接部門など、立場や役割の違いを超えた円滑なコミュニケーションの実現を狙いとしています。


この取り組みを通じて、相互理解に基づく安心感のある職場風土を醸成し、心理的負担の軽減や働きやすさの向上につなげることで、健康経営の推進と組織全体の活力向上を図っています。



個人の意識改革と現場での具体的な行動変化

  • 研修実施後、具体的にどのような効果や変化を感じていますか?



研修実施後、受講者からは高い関心と好意的な反響が寄せられました。

かつては、この種のソフトスキル研修に対して受講意欲が限定的な側面もありましたが、近年はその重要性への理解が進み、今回のプログラムも多くの社員が参加し、非常に前向きな評価を得ることができました。


研修後アンケートでは、『怒りや感情は相手のせいではなく、自身の価値観や状態に起因するものだと理解できた』『感情的に伝えるのではなく、言葉の選び方やリクエストとして伝える意識が高まった』といった声が多く寄せられています。


また、『指摘や依頼の伝え方を変えたことで、相手の反応が良くなった』など、現場での具体的な行動変化を実感する意見もあり、個人の意識と行動の両面で効果を感じています。



レビックグローバルの評価と今後の展望


  • 研修内容やサポート体制について、ご評価いただいている点がございましたら教えてください。



企画段階から当社の課題や背景を丁寧にヒアリングいただき、意図のずれなくしっかりと研修内容に反映していただけました。


講師の方は企業研修の経験が豊富な印象で、理論と事例のバランスが取れた分かりやすい説明により、受講者が自分事として捉えやすいカリキュラムの設計となっていました。


また、事務局のサポートも手厚く、安心して研修を進めることができました。


今後も、「心理的安全性が高く、率直に意見を交わせる組織づくり」を目指していきたいと考えています。

今回の取り組みを一過性のものにせず、管理職層へのフォローアップや、日常のマネジメントに落とし込む施策を検討していく予定です。

その過程において、日本アンガーマネジメント協会様や株式会社レビックグローバル様には、引き続き専門的な知見と実践的な支援を期待しています。



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